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第117回 3月26日(月)参加者12名
 ≪指導事項≫
 ―感情表現について―

 エッセイは叙述文学である。今回寄せられた作品を読むと、物事の順序を追って、上手にまとめられている。しかし、感情表現用語の使い方が、少ないようだ。作者と読者が、作品を共有するポイントになる感情用語を、もっと入れる工夫をしてほしい。感情表現を意識して増やさないと、老人文学になってしまう。作者が読者と共有したい感情を、書き込む必要がある。

 今回の作品に、感情表現を加えてみる。
・その場を立ち去りがたいほど、とても口惜しい
・妻の顔を空港で見て、単身赴任の私は心の底から嬉しかった
・生野菜のサラダに青虫を見つけ、思わず身震いするほど気色が悪い

―ノートに書く習慣―
 個別の作品について、講評、質疑がスムースに進行し、本日の学習全般に関する自由な討論となった。充実した意見交換ができた。その中で、特に強調されたのは、良い文章に触れたら、それをノートに書きとめる習慣を、身に着けたい。書かないと、人前で話ができないし、読者を引き込めない。ひたすら書くことで、人の文章の言葉、表現を、自分のものにするのである。

 事務局から
・『エッセイ教室百二十回記念誌』刊行の準備が始まっている。修正原稿の提出依頼が、再度事務局からあった。
・原稿の提出、確認のメールやり取りについて、一部投稿者と事務局の間で不具合が発生した。メールの受発信については、お互いに確認することを申し合わせた。

第116回 2月26日(月)参加者11名
 ≪指導事項≫
 ―会話の上手な表現方法―

(1)強調を人物描写につなげる
  ・相手の表情(喜怒哀楽)を語らせる「今日の顔色、悪いんじゃないの」
  ・相手の行動を語らせる 「そんなに汗だくで、どこに行くのよ」   
  ・相手の性格を語らせる 「偉そうぶって、あなたは自慢話が多いん
   じゃないの」
  ・私の心理を伝える   「全部ぶん投げて、あなた(夫)と別れたいわよ」
  ・ストーリーを切り替える「ところで、春の野鳥を探しに行かない」
(2)会話のやり取り、挿入のコツ
  ・会話のやり取り「  」「  」は、YESで受けない。NOで受け止める。
  ・文章全体を地の文にすると、紙面が真っ黒になる。一方、会話を
   含めて改行ばかりだと、スカスカで厚みがなくなる。400字詰め
   原稿用紙2枚に、3か所くらいの会話が入ると、バランスがよい。
  ・会話を大目に書き込み、全体のバランスを見ながら凝縮するのが、
   コツである。
  ・最初の一行目は、「  」で始めない。必ず地の文で始める。これは
   文学の基本ルールである。会話で始めると、作者が冒頭の会話に
   酔ってしまう。 

 事務局から
・教室の仲間、武智弘さんが、2月16日に急逝された。
 戦争体験を語り継ぐ、 貴重なエッセイを書かれていた。
 ご冥福をお祈りする。
・120回記念誌の準備を始めるため、修正原稿の提出をお願いした。

第115回 1月23日(火)参加者13名
 年が変わって、最初のエッセイ教室だ。今年も西原先生ご指導のもと、
より良い作品を生み出すべく、精進、努力を誓ってスタートした。
 今回の講義テーマは、「タイトル(題名)」についてであった。先生から、
下記のポイントについて、ご指導があった。

・指導事項
@タイトルの固定
 タイトルを、あまり早く固定する(決めてしまう)と、内容がそれに縛られる。
 骨格のしっかりしたものを先に決めると、それにとらわれてしまい、本来
 書きたかったものを忘れてしまう恐れがある。まず仮タイトルで書き上げ、
 再考するとよい。
Aタイトルの文字数
  エッセイの場合、タイトルは七文字以内の奇数(3、5、7字)であれば、
 バランスがとれて、おさまりがよい。
B動きのあるタイトル
  動きのある言葉を並べてみると、よいタイトルになることがある。例えば、
  「緩やかなカーブ」「届いたスケート靴」など。ロープウェー、階段など、
  動きのあるものをうまく利用する。
C異質なものを二つ並べてみる
  素材が二つ相対すると、深み、奥行きのある作品につながることがある。
  書き手にとっては、よい方法である。
D違和感を持たせる
  例えば今回の作品で、海賊、中学生を取り合わせたタイトルの作品が
  あった。どんな関係なのか分からず、読者はとりあえず興味を持って
  読み始める。
E味覚、色、光・陰影などを、使う方法
  「黄色い雪」「赤い大山詣で」「光るベージュ」など、ありえないテーマを
  考えてみるのも、面白い。

 以上まとめると、
*単体だけをテーマにしない。
*仮タイトルを、おいてみる。
*別々のもので走り出し、最終的にまとめる。

 また、今回提出された作品に対して、次のような指導もあった。
@二人称エッセイ(文中の少女を、あなた)に適した作品あり。
A「・・・そう呟きながら・・・」「・・・指を折りながら・・・」をうまく使いたい。
B夫婦二人だけの、十分程度の対話に素材を絞っている、良い作品あり。

 次回の講義テーマは、「会話」について、とする。
 

 事務局から
115回が終わりました。
「120回記念誌」用の5作品を、推敲して事務局に送ってください。


講師:西原健次 毎月1回開催(1月、8月休講)
場所:新橋「生涯学習センターばるーん」 
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